日本の伝統的な左官蔵の修復は、歴史ある伝統工芸を未来に繋ぐ貴重な仕事
漆喰による防火塗籠(ぼうかぬりごめ)を施したのが、安土・桃山時代に織田信長が築城した安土城だと言われております。壁面前面ではないが、着火のおそれの高い軒先や小壁に塗籠が施されました。
漆喰が耐火性に優れていることは、当時すでに戦国大名たちの注目するところでありました。
漆喰は、消石灰に砂、糊、スサなどを混入した日本独自の塗り壁仕上げ材料です。
その工程は、木摺や木舞壁の下地に、下塗り、かの子擦り、ムラ直し、中塗り、上塗りと塗りを重ね強度を出しています。最近では、自然のサイクルに適合した塗り壁としてその価値が再び見直されて来ました。
弊社では長年蓄積された知識やノウハウと熟練の職人技を生かし古民家や蔵の改修工事もこなしております。